OpenSocial開発環境をそろえる その2 ~Partuza!導入~
10 / 21 火曜日 2008
開発チームの川原です。
前回に引き続きOpenSocialの開発環境を構築してみます。
この記事での設定をする前に、Shindigの設定をおこなってください。
OpenSocial開発環境をそろえる その1 ~Shindig導入~
今回はPartuza! の導入について、まとめてみました。
動作環境
前回のApacheとPHPの環境に加えて以下の環境が必要になります。
PHP
openssl, mysqli拡張が有効になっている必要があります、
また、「php.ini」のshort_open_tagは On にしてください。
(設定例)
「php.ini」の設定で
extension=php_openssl.dll
extension=php_mysqli.dllの行をコメントアウトして
short_open_tag = On
が Off になっていれば On にしてください。
phpinfo()関数の結果で、上記の2つの拡張が有効になっていることと
short_open_tagが On になっているかを確認してください。
MySQL
4.1.x以上
Partuza! のチェックアウト
Partuza! を手に入れるために、前回のようにSubversionを
使いチェックアウトします。
リポジトリURL: http://partuza.googlecode.com/svn/trunk
以下、説明のためチェックアウト先のディレクトリをpartuzaとします。
Partuza! のデータベースセットアップ
Partuza! のデータベースを用意します。以下のクエリを実行してください。
CREATE DATABASE `partuza` DEFAULT CHARACTER SET utf8;
次に、partuza/partuza.sqlをインポートします。
mysql -u username -p --default--character-set=utf8 partuza < partuza/partuza.sql
これで、partuzaデータベース内に、35個のテーブルが
作成されていれば成功です。
Partuza!自体の設定
「partuza/html/config.php」
で、接続に利用するための設定がされている必要があります。
以下の個所を、各自の環境に合わせてください。
(ブログシステムの関係で一部全角になっている文字があるので、コピーするときは気をつけてください)
'db_host' => 'localhost',
'db_user' => 'root',
'db_passwd' => '',
'db_database' => 'partuza',
'db_port' => '3306',
ShindigからPartuza!が用意したライブラリを使えるように設定
OpenSocialのアプリケーションが利用したいデータを取得・設定できるようにするために、
Shindig が Partuza! のデータにアクセスできるようにしなくてはいけません。
「partuza/Shindig」にある
「PartuzaService.php」
「PartuzaDbFetcher.php」
という2つのファイルがShindigに必要なライブラリになります。
これらのファイルを Shindig から使えるようにするために、
Shindig 側の設定をおこないます
前回にチェックアウトしたShindigにある、
「php/config」に「local.php」というファイルを作り
以下のようなコードを書き込みます。
<?php
$shindigConfig = array(
'person_service' => 'PartuzaService',
'activity_service' => 'PartuzaService',
'app_data_service' => 'PartuzaService',
'extension_class_paths' => 'Partuzaのチェックアウト先/Shindig',
);
また、「PartuzaDbFetcher.php」 には、Partuza! と同じくデータベースの設定を
する必要があります。
以下の箇所を、各自の環境に合わせてください。
$this->db = mysqli_connect('localhost', 'root', '', 'partuza');
(引数は次のようになります)
mysqli_connect(ホスト, ユーザ名, パスワード, データベース)
バーチャルホストの設定
http://partuza/
でPartuza!にアクセスアクセスできるようにします。
「httpd.conf」に以下の設定を追加してください。
<VirtualHost *:80>
ServerName partuza
DocumentRoot "partuzaチェックアウト先/html"
<Directory />
AllowOverride All
Allow from All
Order allow,deny
</Directory>
</VirtualHost>
Apacheの再起動をおこない、hostsファイルに以下の行を追加します。
127.0.0.1 partuza
http://partuza/ にアクセスして、以下の画面がでれば成功です。
次回は、OpenSocial対応アプリを追加してみます。
コメント:1
- kzgs 08-10-24 (金) 1:23
-
手元の環境(ubuntu 8.x)だとGDが入ってなかったので,php5-gdパッケージを導入したらインストールできました
openpneが入ってるような環境だと問題ないのかもしれませんが,誰かの役に立てればと思い補足いたします