-オープンソースのSNSエンジン OpenPNEプロジェクト-

OpenPNE3は拡張しやすくなる

02 / 06 水曜日 2008

OpenPNE3はカスタマイズ性・拡張性の向上を目指しています。Ver2までのOpenPNEはカスタマイズの事を全く考えていませんでした。カスタマイズや拡張の柔軟性よりも、一つのSNSエンジンとしての完成度を高めることを優先していました。

オブジェクト指向も無視、HTMLの構造を考えることも無し、カスタマイズ・拡張用のドキュメントも不足しています。元々の開発元である手嶋屋自体もカスタマイズ性が低いおかげで、個別の業務案件をこなすのに多大な苦労をしていました。

ただ、ベタベタなコーディングをしたおかげか、50,000行クラスのプログラムがPHP4でもPHP5でもほとんど無改造で動いたというのは、良かったかなと思っています。

去年の末でPHP4のサポートが切れたおかげで、これからは本格的にPHP5の時代がやってきます。OpenPNE3はPHP5でしか動きません。OpenPNE3で採用をするsymfonyフレームワークと、ライブラリのZendFrameworkは、PHP5限定だからです。

PHP5限定にすることで、動作できる環境は減りますが、OpenPNE3がリリースされる頃にはレンタルサーバの対応も完了すると見ているので、実質的な影響は少ないと見ています。(※さくらインターネットの共有レンタルは6月ごろPHP5に移行するそうです。)

フレームワークの採用でカスタマイズ性は格段に上がります。まずカスタマイズをしやすくするために、一番重要なのはドキュメントだと思います。symfonyフレームワークを土台にすることで、カスタマイズに必要なベースのドキュメントはすべてsymfonyの物を利用できます。また、フレームワークにはそれぞれ開発の作法があるので、その作法に従ってコーディングしていけば、個別機能を作るのも容易になります。
ORマッピングはpropelに頼りますので、SQLは書かなくて良くなります。

フレームワークだけでカスタマイズしやすくなるわけでは無いですが、OpenPNE3はカスタマイズ・拡張性の向上は一つのテーマとしています。

ページの先頭に戻る