OpenPNE3開発風景#1
10 / 31 金曜日 2008
開発チームの海老原です。
11月になる前になんとしてでも OpenPNE3alpha3 を出さなければと格闘中です。
さて今日、夜が更けていく中で黙々とOpenPNE2のバグ修正をチェックしていると、手嶋荘住人の川原君からメッセージが飛び込んできました。
川原「プラグインのなかの apps/pc_frontend 直下に templates ディレクトリつくったんですけど」
海老原「ほいほい」
川原「読み込まれないんですけど」
海老原「あらー……(確認後)あー、こりゃ読まないわ」
川原「マジすっか」
海老原「んー、本体適当に触って対応しておいてください」
川原「わかりました」
(ということで川原君に押し付けてコードチェックに戻ったものの、気になって仕方がなかったので結局自分から話しかけてみる海老原)
海老原「どうっすか」
川原「いや、なんかちょっと厳しそうです」
海老原「なるほどー、じゃあ無理かもなあ」
川原「そうですか……」
うわあ、モニタの前で落胆する川原君が目に浮かぶようだ……
これはちょっとかなりプライドが許さなかったので、(これを口実に)OpenPNE2を一時中断して対応しました。
川原君が満足げに開発に戻った(っぽい)のを見届けて、海老原もコードチェックに戻りましたとさ。
と思いきや、またも川原君からメッセージが。
川原「プラグインで独自にキャッシュ使いたいんですけど」
海老原「ほいほい」
川原「独自にcacheディレクトリに置いて『symfony cc』コマンド実行しても消してくれないですよね」
海老原「むー……(確認後)あー、こりゃ消してくれないわ」
川原「うーん、独自にキャッシュクリア用のタスクを作ればいい話なんですけど」
海老原「でも、事あるごとに『symfony cc! symfony cc!』ってやりたいのが人情だよねえ」
川原「ですよねー……」
うわあ、一日に二回も川原君を落胆させてしまった……。
これはちょっとかなりゆゆしき事態なので、(これを口実に)OpenPNE2を一時中断して対応しました。
とまあ、こんな感じの何気ないやりとりですが、すごく有意義な時間を過ごせたなと思っています。
思えば OpenPNE3alpha1 開発時は、五里霧中でひたすらコードを書いていく状態で、一緒に開発してくれる人もおらず、正直言ってかなり辛かった気がします。
そんな中、少しずつですが、興味を持っていただける方や実際に試していただける方、開発に協力いただける方が現れてきて、救われたというか、かなり面白くなってきました。たとえば先ほど紹介したように、海老原が作ったコアの機能を、実際に川原君のような開発者に使ってもらうことで、どんどんいいものにしていける過程は、一人で開発していたときには絶対に味わえなかったのではと思います。
なかなか大変な状況ですが、 OpenPNE3 をいいものにしていくために、 OpenPNE3 をもっと楽しくしていくために、興味のある方は是非僕らと一緒に楽しく開発していきましょう! 開発チームの海老原(ebihara@tejimaya.com)まで是非ご連絡ください!
※ところで今日川原君が開発していたのは、 OpenPNE3 にとってすごく大事な機能です。これについては川原君本人から近々発表があると思うので、お楽しみに!