【緊急リリース】 opAuthMobileUIDPlugin 1.0.0 および opAuthMobileUIDPlugin 1.3.1 以下におけるログイン処理の実装不備に関するなりすましログインの脆弱性のお知らせ (OPSA-2011-002)
05 / 16 月曜日 2011
opAuthMobileUIDPlugin 1.0.0 および opAuthMobileUIDPlugin 1.3.1 以下にはログイン処理の実装に誤りがあり、なりすましログインがおこなわれてしまう問題が存在しています。
本日(05/16)、この問題の対策版として opAuthMobileUIDPlugin 1.0.0.1、opAuthMobileUIDPlugin 1.3.1.1 のリリースをおこないました。また、この問題を引き起こした OpenPNE 側の実装不備の修正のために OpenPNE 3.4.12.1、 OpenPNE 3.6beta10 のリリースも併せておこないました。
内容を確認のうえバージョンアップまたはパッチの適用をお願いいたします。
本問題について
影響を受けるシステム
- opAuthMobileUIDPlugin 1.0.0 もしくは opAuthMobileUIDPlugin 1.3.1 以下を利用しており、以下のすべての条件を満たしているサイト
- OpenPNE 2 からのアップグレードをおこなっている
- そのアップグレード作業が OpenPNE 3.4.12 以下もしくは OpenPNE 3.6beta9 以下のバージョンを利用しておこなわれた
概要
opAuthMobileUIDPlugin に実装上の不備があり、 OpenPNE 2 からのアップグレードをおこなった OpenPNE 3 に対して特定の操作をおこなうことで、なりすましログインがおこなわれてしまう問題がありました。
想定される影響
なりすましログインがおこなわれることによって、パスワードなどを要求する重要な操作を除き、ほとんどの情報の閲覧や変更を、なりすましたメンバーの権限でおこなわれてしまう可能性があります。
ただし、なりすましの対象となるメンバーは特定の条件を満たしている必要があり、悪意のあるユーザが自由にメンバーを選択できるというものではありません。
対応方法・回避方法
対応方法については、本エントリの「本問題への対応方法」をご覧ください。
回避方法
以下のいずれかを実施することで、この問題を回避することができます。
- 管理画面の「SNS 設定」において、「携帯版使用設定」を「使用しない」に設定する
- 管理画面の「プラグイン設定」内「認証プラグイン設定」において、 opAuthMobileUIDPlugin を無効にする
謝辞
本問題は、囲碁SNS goxi 管理人 政光順二様よりご報告いただきました。厚く御礼申し上げます。
本問題への対応方法
「影響をうけるシステム」で示した条件を満たすすべてのサイトは、以下のすべての対応を実施してください。
OpenPNE 3
対策版へのマイナーバージョンアップもしくは修正パッチの適用を実施してください。
- OpenPNE 3.6beta10
- [.zip 版ダウンロード] [修正パッチ]
- OpenPNE 3.4.12.1
- [.zip 版ダウンロード] [修正パッチ]
- OpenPNE 3.6beta10 バージョンアップ手順書 (バージョンが 3.4 と表記されていますが、この手順は 3.6.x でも有効なものです)
- OpenPNE 3.4.12.1 バージョンアップ手順書
- opAuthMobileUIDPlugin
- opAuthMobileUIDPlugin-1.0.0.1
- opAuthMobileUIDPlugin-1.3.1.1
OpenPNE3本体のマイナーバージョンアップを行うとバンドルされている全てのプラグインも更新されます。
マイナーバージョンアップ手順
パッケージに同梱されているバージョンアップ手順書に記載されている通りに作業を実施してください。
各バージョンのマイナーバージョンアップ手順書は以下からも確認することができます。
パッチ適用手順
1. OpenPNEを設置しているディレクトリにパッチファイルをアップロードします
2. SSHでログインし、1 のディレクトリに移動します
3. 以下のコマンドを実行します
$ patch -p1 < パッチファイル名
4. 以下のコマンドを実行します
$ ./symfony openpne:migrate
OpenPNE プラグイン
OpenPNE 3 本体のマイナーバージョンアップをおこなうとバンドルプラグインのバージョンアップも自動的におこなわれます。
そのため、バンドルプラグインについては個別にバージョンアップする必要はありません。
今回対策されたプラグインのうち、バンドルされていないバージョンを利用しているなどの理由により、自動的にバージョンアップがおこなわれない場合、各プラグインのリリース情報を参考に更新をおこなってください。
セキュリティ上の問題の報告手順について
OpenPNE プロジェクトでは、以下に案内している通り、セキュリティ上の問題の報告を受け付ける窓口 (security@openpne.jp) を用意しています。
もしセキュリティ上の問題を発見した場合は、通常の公開されたバグ報告の手順を踏むのではなく、 security@openpne.jp に連絡してください。 security@openpne.jp はクローズドなメーリングリストであり、このメーリングリストでおこなわれた脆弱性の詳細情報などのやり取りがそのまま公開されることはありません。
コメント:1
- ホームズ 11-06-11 (土) 20:29
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こんばんは(^.^)♪初めまして「ホームズ」です(*^^*)東京在住今年の5月1日で5才の「ロングコート・チワワ♀」Milkを飼っています♪