今後の OpenPNE 3 のメンテナンスと OpenPNE 3.4 について
12 / 04 金曜日 2009
OpenPNE 開発チームの海老原です。
本日 OpenPNE 3.2.0 を安定版としてリリースしましたが、これを機会に、 OpenPNE 3 のメンテナンスについての説明と、 OpenPNE 3.4 についての続報をお知らせします。
バージョン体系について
OpenPNE3 のバージョン体系についてはいままで特に明言をおこなっていませんでしたが、 OpenPNE1, OpenPNE2 と同様のバージョン体系となります。
現在 リリースされている OpenPNE のバージョン番号は 3.2.0 もしくは 3.2.0.1 のように、 3 つ か 4 つの部分に分けられています。(ただし、 4 番目の数字は緊急リリースのために予約されていて、通常は 3 つの番号でバージョンを表します)
このうち、2 番目の数字が奇数であるものを「開発版」、偶数であるものを「安定版」と呼んでいます。機能追加や改善、その他安定性を損なうようなバグ修正は「開発版」のみでおこなわれ、「安定版」では基本的に安定性を損なわない範囲でのバグ修正のみがおこなわれます。
今後の OpenPNE3 のリリースポリシーについて
現時点の OpenPNE 開発チームの大部分のメンバーは OpenPNE 2 の安定版のメンテナンスに注力しています。その一方で OpenPNE 3 自体への機能の追加や安定性の向上などが求められており、 OpenPNE 3 に費やすことのできるリソースが不足していたために、 OpenPNE 2 まででおこなっていたような定期的な間隔でのリリースがおこなえませんでした。
OpenPNE 3 としての安定版 OpenPNE 3.2 を本日リリースし、 OpenPNE 2 からの移行を考慮した各種調整をおこなった OpenPNE 3.4 を 12 月末(予定)にリリースした後は、 OpenPNE 2 と同様に定期的な間隔でのリリースをおこなうなど、 2 系にあわせたリリースポリシーの正常化をおこないます。
具体的なリリースポリシーについては、決まり次第告知します。
OpenPNE 3.0.x について
OpenPNE 3.0.x はバージョン番号の 2 番目の数値が 0 で、偶数ですが、ダウンロードページでは「開発版」とされています。これは初期の OpenPNE 3.0.x は不安定な部分が残されており、機能も不足していたことからの配慮です。
しかしながら OpenPNE 3.2.x の開発を通じて多くのバグが修正されました。これらのバグ修正は OpenPNE 3.0.x にも適用可能なものが存在し、 OpenPNE 3.0.x の安定性を向上させることが期待できます。
そのため、 OpenPNE 3.0.6 以降のどこかのタイミングで、 OpenPNE 3.0.x を安定版としてのスタンスでリリースすることを検討します。他バージョンとどう並行して開発するかや、 OpenPNE 3.0.x のサポート期間をどこまで設けるかなど、検討するべき事項は多く存在しますが、公式 SNS の日記に書き込んだり、 Twitter で #openpne というハッシュタグ付きでつぶやくなどして、ひとまずみなさんの意見を聞かせていただければと思います。
本格的な検討は 12 月末予定の OpenPNE 3.4 のリリース後、なるべく早くおこない、告知する予定です。
OpenPNE 3.4 について
以前告知したとおり、 OpenPNE 3.4 は 12 月末にリリースをおこなう予定です。
この OpenPNE 3.4 には、 2.14.x と比べて「デザイン関連機能で不足しているもの」「プライバシーや権限にかかわる機能で不足しているもの」が実装され、 2 系の安定版 (2.12.x と 2.14.x) からの移行手段が付属します。
現在 OpenPNE 3.2 と平行して OpenPNE 3.4 の開発をおこなっています。 OpenPNE 3.4 の最初の開発版、 OpenPNE 3.3.0 については、開発中の 2 系安定版からの移行手段のアルファ版を同梱し、 2009/12/12 (土) にリリースをおこなう予定です。是非テストにご協力ください。