ランチ無料で会社が変わる【社内SNSの有効活用】
03 / 12 木曜日 2009
手嶋屋では、アルバイトも含めて全スタッフのランチを無料にしている。
ランチ無料と言えばGoogleが有名で、食事をすべて無料で支給している。楽天も始めているようだ。
だが、ただ食事をするための食費を支給したり無料のカフェを運営したりするのは、突き詰めれば給料の天引きと何ら変わらない。
それが、いかにホテルのシェフが作っていようと、健康に意識したメニュー構成になっていようと、だ。
中には「それなら単純に給料を上げてほしいな」と思うスタッフもいるのではないか?
そこで手嶋屋では、この制度をひとひねりして、「食費」ではなく「食卓を支給」することにしている。
ただ単に、食費を提供するわけではなく、スタッフ一緒の食事(食卓を囲むこと)を提供するのだ。
そもそも手嶋屋では、「部門を超えたスタッフやアルバイトとの交流」を目的にして、ランチ無料制度を数年前から実践している。
このことは読売新聞にも取り上げていただいている。
http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_08060301.cfm
当初はうまくいっていたのだが、だんだんとランチに行くメンバーが固定化されてしまい、ついにはマンネリ化してしまっていた。これでは、この制度を作った当初の目的が果たせない。
そこでランチイベント参加者を、強制的、無作為にシャッフルすることにした。
すると、またたくまに効果があらわれた。当初の目的であった部門を超えた交流が復活したのだ。
この効果はとにかく劇的で、今となっては、なぜはじめからそうしなかったんだろうと思うくらい。
「ランチを無料」「参加者をシャッフル」
これが、「ランチ無料で会社が変わる」魔法のキーワードだ。
このプロセスは社内SNSの中で行われている。
実際のやり方は次の記事で解説する。