図解でわかる:会社組織におけるコミュニケーションのパターン
02 / 20 金曜日 2009
会社組織におけるコミュニケーションのパターンを図解してみた。
1.会社組織構造
事業部や部門といった、通常の通常の会社部門ごとのコミュニケーション構造。営業部や開発部、大きな会社だとそれぞれのサービスやプロダクト事に事業部があるかたち。一番はっきりとした組織構造だ。部門内の指揮命令、ノウハウの蓄積、情報の周知徹底が容易であると言う反面、知識や情報が部門内にとどまってしまう「タコツボ化」する問題を持つ。「うちの会社、いろんな部門で同じようなことをやっているのに共有できてないなぁ」なんて言っていたら、この構造のデメリットが出ている証拠だ。
2.プロジェクトチーム
プロジェクトチームやタスクフォースと言ったコミュニケーション構造。部門をまたいで、新規のサービスを立ち上げる。ひとつの部門を超えた課題に取り組む際に、採用される構造だ。この構造のメリットは、業務解決に必要なメンバーを従来の部門を超えて、柔軟に招集できるところにある。あるテーマに沿ったプロジェクトに対するコミュニケーションは非常に活発に行われるが、プロジェクトが終わってしまうと解散され、そのノウハウを蓄積したり、改善をしていくための受け皿が無くなってしまうことが問題だ。
3.企業内コミュニティ
SNS型のコミュニケーション構造。SNSのつながりは、部門やプロジェクトチームといった、業務上のコミュニケーション構造とは異なるかたちで作り上げられる。たとえば「フットサル仲間」「カラオケ部」「ワーキングマザー」「スイーツ好き」「オープンソース好き」「九州生まれ」「90年入社同期」「O型」など。こうしたネットワークが「コミュニティ」と言うかたちで自発的に構成されていくことが特徴的だ。こうして出来たコミュニティは、会社の組織構造を超えたコミュニケーションを生みだし、またプロジェクトチームよりも長期間安定したコミュニケーション基盤を保つことができる。
SNSで生み出される「3.企業内コミュニティ」には、従来のコミュニケーション構造の足りない部分を補完する役割がある。
コメント:2
- onoe@dreamcraft.jp 09-02-21 (土) 1:29
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業務カテゴリー以外で人との関係性が育ちやすいことはSNSの持つ素晴らしい特徴ですね。
- 林マサコ 12-07-21 (土) 15:59
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「図解でわかる:会社組織におけるコミュニケーションのパターン 」
で、ツリー図がありましたが、今日見てみると文章しかありませんでしが。
もう見れないのでしょうか?
社内で参考にしたかったのですが。