はじめに
このドキュメントは、 OpenPNE バージョン 3.1 を基にして書かれています。
OpenPNE3 は以下のようなサーバ環境で動作させることを想定しています。
- Webサーバ
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- Apache
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- mod_rewrite を使用可能
- PHP
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- PHP5.2.3 以降
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- PHP の mbstring 拡張モジュールを使用可能
- PHP の XML 拡張モジュールを使用可能
- PHP の PCRE 拡張モジュールを使用可能 (UTF-8 サポート)
- PHP の PDO 拡張モジュールを使用可能 (利用する DBMS のドライバも含む)
- PHP の JSON 拡張モジュールを使用可能
- PHP から GD ライブラリを使用可能 (JPEG/GIF/PNG サポート)
- PHP の mcrypt 拡張モジュールの使用を推奨
- PHP の APC 拡張モジュールの使用を推奨
- データベースサーバ
-
MySQL4.1以降(5.1 以降を推奨)
PostgreSQL, SQLite は現時点で未サポート(将来的にサポート予定)
パッケージをダウンロードして利用する
ダウンロード
以下の URL から OpenPNE3.1 のパッケージをダウンロードしてください。
https://sourceforge.net/project/showfiles.php?group_id=174268&package_id=307735
その後、 ZIP アーカイブを解凍してください。
ファイルの設置
以下のような構造になるようにサーバ上にファイルを設置してください。
./ +-- LICENSE +-- NOTICE +-- apps/ +-- cache/ +-- config/ +-- data/ +-- doc/ +-- lib/ +-- log/ +-- plugins/ +-- symfony +-- test/ (ブラウザから閲覧可能) +-- web/ (ディレクトリ名は変更可能) +-- index.php +-- js/ +-- mobile_frontend.php +-- pc_backend.php :
HTTP プロキシの設定
HTTP プロキシを利用する場合、 config/ProjectConfiguration.class.php の op_http_proxy の設定を以下の例を参考に変更してください。
//HTTP proxy to use when downloading plugin packages sfConfig::set('op_http_proxy', 'example.com:8080');
インストールコマンドの実行
以下のコマンドを実行し、インストール作業をおこなってください。
$ ./symfony openpne:install
コマンドを実行すると、はじめに、以下の事項の入力を求められます。
- 使用する DBMS (mysql, pgsql, sqlite から選択。ただし mysql 以外は未サポート)
- データベース名
- データベースへの接続用ユーザ名
- データベースへの接続用パスワード(未入力可)
- データベースサーバのホスト名(localhost など)
- データベースサーバのポート番号(未入力可)
- (DBMS に MySQL を選択し、サーバホスト名に localhost を指定した場合)使用するソケットへのパス(未入力可)
以上の事項について入力をおこなうと、インストール作業が自動でおこなわれます。
mod_rewrite の設定
web/.htaccess の RewriteBase を各自の環境にあわせて編集してください(必要でない場合もあります)。
RewriteBase / # もしくは /web など
※RewriteBase には URL の絶対パスを指定してください。
ブラウザからアクセス(PC)
- http://example.com/index.php にアクセス
- ログインフォームに sns@example.com / password と入力し、ログインできるかどうか確認
※メールアドレスとパスワードはログイン後に必ず変更してください
ブラウザからアクセス(管理画面)
- http://example.com/pc_backend.php にアクセス
- ログインフォームに admin / password と入力し、ログインできるかどうか確認
※メールアドレスとパスワードはログイン後に必ず変更してください
svn からチェックアウトしたものをセットアップ
※ symfony1.2 自体のセットアップが完了しており、 symfony コマンドによって自動生成されたプロジェクトに対してWEBブラウザからアクセスできる環境を前提として説明
OpenPNE3 のチェックアウト
$ svn co https://trac.openpne.jp/svn/OpenPNE3/tags/OpenPNE-3.0.0/
config/ProjectConfiguration.class.php を編集
$ cd OpenPNE-3.0.0 $ cp config/ProjectConfiguration.class.php.sample config/ProjectConfiguration.class.php $ vi config/ProjectConfiguration.class.php
以下の ##SYMFONY_LIB_DIR## を symfony のライブラリ群がインストールされているディレクトリのパスに置換する。
(例:/usr/share/php/data/symfony)
require_once '##SYMFONY_LIB_DIR##/autoload/sfCoreAutoload.class.php';
HTTP プロキシの設定 (3.0.4 以降)
HTTP プロキシを利用する場合、 config/ProjectConfiguration.class.php の op_http_proxy の設定を以下の例を参考に変更してください。
//HTTP proxy to use when downloading plugin packages sfConfig::set('op_http_proxy', 'example.com:8080');
データベース設定
以下のコマンドを実行(DSNなどは各自適切なものに変更)
$ echo "CREATE DATABASE `DBNAME` DEFAULT CHARACTER SET utf8" | mysql -u root $ ./symfony openpne:install
ブラウザからアクセス(PC)
- http://example.com/pc_frontend_dev.php にアクセス
- ログインフォームに sns@example.com / password と入力し、ログインできるかどうか確認
ブラウザからアクセス(管理画面)
- http://example.com/pc_backend_dev.php にアクセス
- ログインフォームに admin / password と入力し、ログインできるかどうか確認